eスポーツは体に悪い? 他のスポーツと比較すればそんなことはないとすぐわかるはず

eスポーツは体に悪い? 他のスポーツと比較すればそんなことはないとすぐわかるはず

2024/3/12

eスポーツは健康に良くない、そんな言説を目にすることがあります。
認知症対策などポジティブな面もあるとしつつ、やり過ぎは良くないというのが多くを占めているようです。
eスポーツによる健康問題 | ブレインケアクリニックeスポーツによる健康問題 | ブレインケアクリニック一人でプレイするのではなく、誰かと競うゲームのことを、最近はeスポーツと呼ぶようになりました。競技人口は年々増えており、世界全体では1億人を超えるとも言われています。高額な賞金が得られる大会も増えており、良い成績を得るために日常生活のほとんどをゲームのトレーニングに費やす人もいます。 eスポーツは「スポーツ」と名前がついていますが、基本的にはコンピューターを使用したゲームであり、付き合い方を誤るとさまざまな健康被害を起こします。 例えば、eスポーツによって起こりやすい身体的な疾患としては以下のようなものが挙げられています。 ゲーマーズネック 脊髄と比較して頭部が前方にずれることによって起こります。この姿勢が長く続くことによって首の筋肉の緊張が高まり、筋緊張性頭痛や手先の痺れなどの症状が現れます。 腰椎ヘルニア 前屈みの姿勢が腰椎椎間板に負荷をかけ、ヘルニアになりやすくなります。 手根管症候群・尺骨神経間症候群 eスポーツではコントローラーやマウスを操作するために指や手首を激しく動かすため、指や手首に障害が起こることがあります。 深部静脈血栓症 3時間以上座りっぱなしでいると血栓ができてしまうことがあります。長い間座っていて、足に痛みを感じたら要注意です。 その他、eスポーツを長期間にわたって続けていくと、柔軟性・敏捷性・筋力・体力の低下、視力・聴力の衰えにもつながります。 精神や認知機能への影響としては、注意力・記憶力などの低下、睡眠時間の短縮・睡眠の質の低下などがよく見られます。また、ゲーム障害(ゲームに熱中し、利用時間などを自分でコントロールできなくなり、日常生活に支障が出る病気)を発症する人もいます。 楽しみのために始めたeスポーツで病気になって苦しむようになってしまっては本末転倒です。 一方、うまく活用することによって、eスポーツは脳のパフォーマンスアップや認知症予防にも役立てることができます。そのためには自己流の対策ではなく、専門家による客観的な評価とアドバイスが不可欠です。 当院が日本で初めて開設した「eスポーツ外来」では、丁寧な問診とさまざまな検査で問題点を明らかにし、具体的なアドバイスによってeスポーツに取り組む方の健康維持をサポートします。 eスポーツの成績向上に役立つ、医療機関でしか購入できないサプリメントも取り揃えていますので、興味のある方は是非お気軽にご相談ください。 ブログ一覧へ 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 心療内科・精神科・内科 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-2白鳥ビル2階 03-4405-1899 診療時間 月 火 水 木 金 土 日 10:00 - 13:00 ○ 9:30~ ○ 9:30~ ○ ○ ○ 9:30~ ○ 9:00~ ― 15:00 - 19:00 ○ ○ 14:00~18:00 ○ ○ 14:00~ △ 15:00~18:30 △ 14:00~16:00 ― アクセス 丸の内線「新宿御苑前」駅 1番出口より 徒歩1分 都営新宿線・東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅より 徒歩8分 JR「新宿」駅 南口より 徒歩10分 brain-care.jp
言うまでもありませんが、運動せずにゲームばっかりしていればそりゃ健康的ではありません。
でもそれって、一般的な職業、とくに事務職の人なら同じではないでしょうか?
健康を考えるならば適度な運動、そして休息が必要なわけです。当たり前の話ですね。
ところで、最近noteでこんなものを見かけました。
日常生活に支障をきたすほどの健康被害、これはサッカー選手に限らず、スポーツ選手にはよくある話です。プロだけではありません。オリンピックを目指すほどの運動選手ならば誰でも起こりうることです。
普通は健康に良いはずの運動も、やりすぎれば害になるのです。
なにごとも職業や人生にとっての中心になってしまうと、休みたくても休めないという状況になってしまいがちです。その結果、やりすぎるという状態に陥ってしまうのです。
わかりやすい例をあげるなら、相撲取りでしょう。なんと歴代横綱の平均寿命は62歳だそうです。これでも伸びたほうなんですから驚きです。
体を大きくするため大量の食事をしなければならない、そして引退後にすぐに普通の食生活に戻すのは困難。それなら長生きできないのもわかります。
重い体を支えながら激しい運動もするため足もボロボロです。
2023年12月18日、元関脇・寺尾の錣山親方が60という若さで亡くなってしまったことは、私も衝撃でした。
適度な運動、そんなものは一日1時間歩くとか、ジョギングする程度ですむんです。いくらプロでもプロゲーマーならその程度の時間はつくれるはず。食事だって体を大きくする必要がないのですから、栄養バランスに気をつけようとすれば簡単なはず。
そして試合中の怪我なんてこともありません。せいぜい、手首の腱鞘炎くらいでしょう。
eスポーツは体に悪い、という方向性での批判は的外れであると言えます。それで言うならまっさきにスポーツ界に改革が必要になってしまうでしょう。ライバルに勝つためには、どうしても無理をしなければならないのですから。
むしろプロゲーマーは健康を維持しつつ職業にできる数少ない競技であるとわたしは思います。もちろん、適切な指導、あるいは自制心は必要ですが。

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